元日本遺族会会長でもある古賀誠氏が会長をつとめる福岡県遺族連合会が、靖国神社に合祀されているA級戦犯を分祀するように求める決議を採択したそうです。

あの戦争を終わらせるために、昭和天皇がポツダム宣言受諾をご聖断され、それを日本国民の多くが冷静に受け入れることができ、あの破滅的な戦争の終結にたどりつくことができたのだと思いますが、あの時点での終結であっても、すでに、私たちが失ったもの、もう、それはそれは、大変なものがありました。

ポツダム宣言の文面を読めば、その後の東京裁判の実施、その結果を受け入れることが条件になっており、サンフランシスコ講和条約にもそれは盛り込まれています。

そして、戦後から現代につづく、今の日本があります。
戦後の日本の国際社会における存在は、あのポツダム宣言の文言で確認することができます。
日本国民は、一度は、ポツダム宣言を読んでおくとよいと思います。

そうすれば、A級戦犯がまつられている施設に、象徴である天皇陛下や総理大臣などの行政担当者が参拝することが受け入れられないこと、理解できると思います。

昭和天皇や日本国民を、あのポツダム宣言を受け入れざるを得ない状況に追い込んだのは、そもそも、一体誰か、何か、ということ、私たちはしっかりと理解しておかねばならないと思います。

分祀すれば、天皇陛下や総理大臣が靖国神社を参拝することに、私は異論はありません。


朝日新聞から

A級戦犯分祀を求める決議採択 福岡県遺族連合会

 福岡県遺族連合会(古賀誠会長)は27日、福岡市内で県戦没者遺族大会を開き、靖国神社(東京都千代田区)に合祀されているA級戦犯14人を分祀するよう求める決議を採択した。同連合会によると、全国の遺族会で分祀を求める決議が行われたのは初めて。複数の県の遺族会でも分祀決議への同調を探る動きがあるという。

 決議では、分祀の理由について「天皇皇后両陛下、内閣総理大臣、全ての国民にわだかまりなく靖国神社を参拝していただくため」としている。同連合会の事務局は「靖国神社で追悼、慰霊をするためには分祀が必要だ。遺族が元気なうちに実現したい」と説明している。近く日本遺族会(尾辻秀久会長)に決議を送付する。
 同連合会は2007年に勉強会を発足させ、2009年には「A級戦犯の扱いは、合祀された1978年以前の『宮司預かり』に戻す」との見解をまとめていた。元自民党幹事長で日本遺族会の元会長でもある古賀会長は、A級戦犯の分祀を提唱してきた。