今の政権が好きそうな表現をしますと、「伝統的に」わが国では賭博は好ましくないもの、として位置づけられてきました。なんでも「続日本紀」の記載によれば、飛鳥時代には、すでに、賭け事が取り締まりの対象だったそうです。

今、この国の経済の問題解決として、カジノの解禁が検討されています。
「統合型リゾート(IR)」という、アレルギー反応が出にくい新しい言葉も使われて、その良い影響について、宣伝も行なわれています。

国民として大事なスタンスの1つに、私たちの政治家や統治機構が、なにか新しい言葉に置き換えて、私たちに対して、なにか説得しようとしているときは、注意が必要で、すぐに飛びついたり、安易に白紙委任状を渡してはいけない、と、思っています。

「美しい日本」には、賭博場は似合わない、そぐわない、と、思います。

今、この国に現実に存在している、同様の施設や業界は、長期的に縮小させ、廃止する方向での政策を行なうべき、と、思っています。

先日、今話題の映画「グレース・オブ・モナコ」を観てきました。主役のニコール・キッドマンの魅力が印象に残る、素敵な映画でした。
そして、あのモナコでは、自国民がカジノを利用することを禁止しているそうです。

経済を活性化させるために、カジノが必要、というのは、古来からの伝統を破るに十分な説得力のある理由には思えないのです。
けがれのない、「美しい」極東の島国、という存在を大事にしたいですね。